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石川-レイモンドローラミルは、CE及び三菱重工業株式会社の長年にわたる貴重な経験と実績に基づいて製作されております。
国産最大の73インチミル(#73612型)から最小30インチミル(#3036型)まで50数台の製作実績を有し、各方面から好評を博しております。
特にサンハード(耐摩耗性特殊鋳鉄)を採用したローラ、ブルリングの長寿命は業界の注目の的であります。粉砕物も酸化チタン、燐鉱石からコークス、コーンスターチ、石膏、硫黄、石灰石等に至る実績を有し、どのような粉砕物に対しても効率の高い粉砕装置としてお勧めできます。
ここに新世紀を迎え、新たに三菱重工業株式会社より当社に完全移管され製作するものであります。
国産唯一の73インチミルは大量処理による高い経済性を有し、省力化の面からも注目されております。
本体並びに部品供給もしておりますので、ぜひご用命ください。
ミルサイド | 石川-レイモンドローラミル型式 |
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30インチ | #3036 |
50インチ | #5047/#5048/#5057 |
54インチ | #5448 |
60インチ | #6058 |
66インチ | #6669 |
73インチ | #73612 ※各型式はハイサイド型とローサイド型に分かれます。 |
国産最大の73インチミル(#73612型)
ローサイド型
本ミルの粉砕面はグラインディングリング(ブルリング)と回転垂直軸のまわりに振子状に取り付けられた数個のローラによって形成され、粉砕圧はその遠心力によって与えられます。
ロータリフィーダによりミルに供給された原料は軸とともに回転するプロウにより粉砕面にかき上げられ、ここで回転するローラとプルリングにより粉砕されます。
一方、ミル下部に送り込まれた空気は渦状をなし、粉砕された微粉を上部吸機に運び、粗粉と微粉に分級します。
規定の粒度に達し分級された微粉は空気とともにサイクロンに送られ捕集されます。
製品を分離した空気は排風機を経て大部分はミルに返され、一部(余剰空気)は、ベントファンを経て二次集塵器に送られ、ここで更に微粉を捕集して大気に吐き出されます。
石川-レイモンドローラミルは、中・硬質物質の大型粉砕機ですが、大量粉砕処理と超微粉処理の両機能を併せ持つ経済機であります。
1 | 均一な製品粒度が得られ、かつ容易に微細な製品が得られます。 |
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2 | 原料の供給は自動調節装置により、製品の質および料が一定に保持されるように常にコントロールされます。 |
3 | 製品当たりの消費動力が少ない経済機です。 |
4 | 長い経験から生まれた微妙の機器バランスにより、同種機会に比しきわめて高い粉砕効率を有します。 |
5 | 機械の信用性が高く、長期連続運転が可能です。 |
6 | オイルジャーナルからの油もれがなく、食品(コーンスターチなど)、顔料(酸化チタン)などの油の混入をきらう物質の粉砕に独占的な実績を有しております。 |
7 | 摩耗部品には当社開発になる耐摩耗特殊鋳鉄(サンハード)を使用し、部品の長寿命を実現しております。 |
石川-レイモンドローラミルは、粉砕処理量によってミル型式を決め、製品粒度によりハイサイド型にするかローサイド型にするかを決めます。
- | ハイサイド型 | ローサイド型 |
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目的 |
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粒度 調整 範囲 |
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適用例 | 酸化チタン、DDT、BHC、石膏、顔料、硫黄、粘土、蝋石、滑石など | 燐鉱石、石灰石、重晶石、石膏、コークス、ボーキサイド、岩などの非金属鉱石など |
分級 機構 |
1段または2段のホイッツアセパレータ (ホイッツアの回転数およびプレート数によって調整する) |
シングルコーンセパレータ (出口にあるスリーブとスペイダベーンの上下によって調整する) |
30インチ~66インチ
ハイサイド型の構造図
(73インチハイサイド型は
駆動ギアが二段になります。)